特許の電子出願の手順

特許の電子申請について、下記の場合の電子出願方法について記載します。
ここでは、証明書はICカードのマイナンバー、特許印紙の納付は予納として手順を記載しました。実際に操作したときのメモから作成しましたが、手順の前後が反対になっている可能性もありますが、おおよその概要を把握することは可能かと思います。詳細は特許庁の公式ページで確認してください。

目次

1.電子出願ソフトのダウンロード

(1)電子出願ソフトのダウンロード請求
 下記のサイトからソフトのダウンロード請求を行う
 https://dl-sv1.pcinfo.jpo.go.jp/update/1_dl-seikyu/index.html

(2)電子出願ソフトのダウンロード

 「出願ソフトダウンロード請求」のタイトルのメールが届くので、メール本文記載のURLでWEBブラウザからアクセスする。

ダウンロードしたファイルサイズと一致することを確認する

2.電子出願ソフトのインストール

「証明書情報取込」を押し、ダウンロードした証明書情報を取り込む

3.初期設定

初めてインターネット出願・・・を選択

「申請人情報・証明書管理ツール」を起動

「識別番号取得&利用登録」を選択

以下、画面に従い情報を入力する
・証明書情報確認画面
・個人法人確認画面
・申請人情報入力画面(名前)
・申請人情報入力画面(住所)
・申請人情報入力画面(国籍・地域コード)
・申請人情報入力画面(電話番号)
・申請人情報入力画面(予納)
 どちらか(台帳あり、希望)選択する必要あり
・「申請人情報送信確認画面」で送信ボタン押す
・「識別番号取得&利用登録完了画面」

このまま、「更新」する

4.ひな形のダウンロード

電子出願ソフトサポートサイトへアクセスし、「申請書類の作成」をクリックします。
申請書類の作成の画面で、「ひな型より作成」をクリックhttp://www.pcinfo.jpo.go.jp/site/index.html

ひな型をインストールすると、デスクトップ上に「ひな型 20XX_XX」(20XX_XXはリリース年月)のアイコンが作成される

5.特許料の納付

 出願料などの手数料は、書類に納付方法を記載して、別途納付する。
 納付方法は5種類あり、ここでは予納(特許印紙を特許庁へ郵送)を選択。
 特許印紙を下記の様式の内、予納書に貼って、郵送する。
https://www.jpo.go.jp/system/patent/shutugan/tetuzuki/isdn_yoshiki.html

 特許庁の印紙購入窓口で特許印紙を購入して予納書に貼り、直接特許受付窓口に提出できました。
※「特許印紙による予納への入金廃止について」(令和5年2月特許庁)
 特許印紙による予納が廃止され、(1)インターネット出願ソフトを利用した予納、(2)現金納付による予納に変わるとの連絡がありました。
 従って、令和5年度末から以下の例は無効となります。

6.出願
 下記の資料に従い、出願操作を行う
 インターネット出願ソフト操作マニュアル
http://www.pcinfo.jpo.go.jp/site/3_inet/2_manual/0430/i2-04-sousa.pdf
(1)ひな型を使い、申請書をHTML形式で作成する。
 ここでは特許印紙の納付方法を予納とするため、下記のひな型を使いました。 
 ひな型2021.05\出願\特許\P1-特許願1100特許願(特記事項なし)(予納).htm
(2)インターネット出願ソフト操作マニュアルに従い、特許申請書を送信する。
 ・送信用フォルダの作成
 ・受信フォルダの作成
 ・送信ファイルの選択
  チェック結果OKになるまで修正
  図面はモノクロ、bmpファイルとする

The end